少年団かクラブか|子どものサッカーで親が考えるべき「ちょうどいい距離」

サッカー

いま、子どものサッカーには、
驚くほど多くの「選択肢」があります。

コーチとの相性。
試合に出られるかどうか。
チームの雰囲気が子どもに合っているか。


「ちょっと違うな」

そう感じたときに、
別の場所を選ぶことは、もう特別なことではありません。


でも、その決断にハンコを押すのは、
いつも親である僕たちです。

少年団という、濃密な「村」のこと。

僕がいるのは、少年団の世界です。
ここは、なんというか、親の熱量がものすごく高い。

当番を決めて、備品を揃えて、ビブスを洗う。
せっかくの休日も、車を出して子どもたちを遠征に運び、
季節が変われば、キャンプだ、バーベキューだ、クリスマスだと、
一年中、親同士が連絡を取り合っています。

正直に言えば、ちょっと「おせっかい」な場所です。
でも、その泥臭いやり取りのなかに、
他人の子も一緒に育てるような、古き良き「村」の空気がある。

ただ、濃すぎるあまり、親同士の衝突。
コーチと親との衝突は多いと思ってください。

■ クラブチームという「距離感」

一方で、クラブチームは雰囲気が違います。


親はフィールドの外で静かに見守り、
関わりは必要最低限。


「忙しいから、たまにしか見に行かない」


そういう距離感でも成立する環境です。


少年団が「参加型」だとすれば、

👉 クラブチームは「観戦型」


どちらが良い、悪いではなく、

👉 求められる距離感が違う

■ 子どもに選ばせるのは難しい

低学年の子どもに、「どっちのチームがいい?」と聞いても、
その本質的な違いを理解して決めるのは、やっぱり難しい。
だからこそ、親が「わが家の輪郭」に合わせて選んであげることになります。

無理をして、親がボロボロになってしまったら、
子どもはサッカーを心から楽しめなくなってしまいます。
「この子の成長に、どのくらいの熱量が必要か」
「僕ら親が、どこまで手を貸せるか」

大事なのは、世間の評判やチームの強さよりも、
その「家族なりのちょうどいい温度」を見つけることなんじゃないかなと思います。

■ 親が考えるべき3つの軸(重要)

✅ ① 子どもの性格に合っているか

・人と関わるのが好き
・見守られる方がいい


👉 少年団向きか、クラブ向きかは変わる



✅ ② 家族の負担は無理がないか

・送迎の頻度
・当番や役割
・時間の拘束


👉 親が疲弊すると、子どもにも影響が出る



✅ ③ サッカーにどれだけ重心を置くか

・楽しみたいのか
・上を目指すのか


👉 ここをはっきりさせる

■ 正解は「ちょうどいい温度」

周りの評判やチームの強さよりも、


👉 その家族にとって無理のない距離感


これが大切だと思います。


無理をすると、

・親が疲れる
・子どもが楽しめなくなる


👉 両方崩れる

■ 移籍は逃げではない

もし今の環境が合わないと感じたら、


👉 場所を変えることは、逃げではありません


むしろ、

👉 子どもに合う環境を探しているということ


その判断は、

子どもを一番近くで見ている親にしかできません。

■ 最後に

少年団にも、クラブにも、それぞれ良さがあります。


大事なのは、

👉 どちらが優れているかではなく、どちらが合っているか


そしてもうひとつ。


👉 親が無理をしていないか


ここを見ながら、

子どもと一緒に続けられる場所を選ぶ。


それが、結果的に長く続く環境になるのだと思います。

次のお話はこちら:【少年団サッカーという「独特なコミュニティ」の歩き方|保護者の人間関係とマナー

takeisan

ギャラクシー賞監督で現役のテレビディレクター。アナウンサーなどの採用面接官も務める。人口40万の市大会3位のMF。小中高の教員資格。週末は8歳の息子を追う「少年団パパ」。独自の観察眼で、少年団サッカーと将来の「選ばれる力」の意外な関係をドキュメンタリー風に綴ります。

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