子どもの熱中症対策で見落としがちな「睡眠」

“見る目”

フットサル練習でヒヤリとした話

夏休みに入ると、子どもたちの生活リズムは少しずつ変わってきます。

夜更かしをしたり、朝ゆっくり起きたり。普段なら22時前には寝る子が、気づけば日付が変わるまで起きていることもあるかもしれません。

先日、そんなことを考えさせられる出来事がありました。

に、夏の試合を控えている子どもと保護者は要注意かなと感じます。

体育館に入った瞬間、サウナのようだった

先日、息子のフットサル練習がありました。

時間は午後5時から7時までの2時間。

会場は市内の体育館です。

夏休み中の体育館は、扉を開けた瞬間にむわっと熱気が押し寄せてきます。

窓を一つずつ開けて風通しを良くしたものの、座って見ている保護者ですら汗が止まりません。

椅子に座っているだけなのに背中にシャツが張り付く。

そんな環境でした。

その中で子どもたちはボールを追いかけ、全力で走り回っています。

シャツはすぐに汗でびっしょりになりました。

持参した水筒もあっという間に空になります。

実際に途中で近くのコンビニへ飲み物を買いに行く家庭もありました。

息子が「ちょっと具合が悪い」と言った

練習の途中、息子がやってきました。

「ちょっと具合が悪い」

顔を見ると、いつもより元気がありません。

同じように疲れた様子を見せる子も何人かいました。

熱中症の一歩手前だったのかもしれません。

幸い、

  • 涼しい場所で休む
  • 水分を補給する
  • 塩分を補給する

という対応を取ると、しばらくして元気を取り戻しました。

その後は再び走り回れるようになりました。

大事には至りませんでしたが、少しヒヤッとした出来事でした。

実は睡眠不足も熱中症のリスクになる

今回、私が気になったのは別のことでした。

息子は前日の夜、午前0時過ぎまで起きていたのです。

普段ならもっと早く寝ています。

もちろん今回の不調の原因が睡眠不足だけだったとは言えません。

ただ、

  • 真夏の暑さ
  • 激しい運動
  • 睡眠不足

この組み合わせは、決して良い条件ではないはずです。

環境省や厚生労働省も、睡眠不足や体調不良が熱中症のリスクを高める要因になると注意を呼びかけています。

睡眠中、私たちの体は疲労を回復し、体温調節機能や水分バランスを整えています。

十分な睡眠が取れていないと、それだけ暑さへの耐性が下がる可能性があります。

熱中症対策というと、水分補給ばかりに気を取られがちですが、実は前日の睡眠も大切な準備なのです。

夏休みは生活リズムが崩れやすい

夏休みになると、

  • ゲーム
  • YouTube
  • 動画配信サービス
  • SNS

などで夜更かししやすくなります。

私自身、子どもの頃は夏休みが大好きでした。

でも今は親の立場として思います。

サッカーやフットサルを頑張る子どもほど、睡眠不足には気をつけた方がいい。

暑さの厳しい時期だからこそ、

前日の夜から熱中症対策は始まっているのだと思います。

熱中症の初期サインを見逃さない

熱中症は倒れてから気づくものではありません。

その前に小さなサインが現れることがあります。

例えば、

  • 顔色が悪い
  • ぼんやりしている
  • 頭が痛い
  • 吐き気がある
  • いつもより口数が少ない
  • めまいがする
  • 足がつる

といった症状です。

子どもは意外と

「大丈夫」

と言います。

サッカーが好きな子ほど無理をします。

だからこそ周囲の大人が気づいてあげることが大切です。

熱中症が疑われた時の対応

もし熱中症が疑われた場合は、

まず運動を中止することが大切です。

そして、

  • 涼しい場所へ移動する
  • 衣服を緩める
  • 水分と塩分を補給する
  • 首、脇の下、足の付け根を冷やす

といった対応が必要になります。

意識がはっきりしない場合や、自力で水分を取れない場合は救急要請も検討した方がよいでしょう。

「少し休めば大丈夫だろう」と軽く考えないことも大切です。

水分は何を飲ませればいいのか

汗を大量にかくスポーツでは、水だけでは不足する場合があります。

おすすめは、

  • スポーツドリンク
  • 経口補水液
  • 水+塩タブレット

の組み合わせです。

普段の水分補給は水や麦茶でも十分ですが、長時間の運動時には塩分も補える飲み物を準備しておくと安心です。

今回のような真夏の体育館では、想像以上に汗をかきます。

「少し多いかな」くらいの量を準備した方がいいかもしれません。

私が夏場の練習で持たせたいもの

最近は熱中症対策グッズも充実しています。

私なら次の3つをおすすめします。

① 氷のう(アイスバッグ)

最もおすすめです。

首や頭を冷やせますし、熱中症が疑われる時の応急処置にも使えます。

② ネッククーラー(PCM素材)

ハーフタイムや休憩時間の体温上昇を抑えるのに便利です。

最近は繰り返し使えるタイプも増えています。

③ 瞬間冷却パック

使わなければそのまま持ち帰れます。

万が一の時の保険として入れておくと安心感があります。


おわりに

熱中症対策というと、

  • 水分補給
  • 塩分補給
  • 冷却グッズ

が注目されます。

もちろんどれも大切です。

でも今回、息子の様子を見ていて改めて感じたのは、

良い睡眠もまた、立派な熱中症対策なのかもしれない

ということでした。

夏休み。

サッカーやフットサルを思い切り楽しむためにも、

当日の水筒だけではなく、前日の睡眠時間にも少し目を向けてみてはいかがでしょうか。

takeisan

ギャラクシー賞監督で現役のテレビディレクター。アナウンサーなどの採用面接官も務める。人口40万の市大会3位のMF。小中高の教員資格。週末は8歳の息子を追う「少年団パパ」。独自の観察眼で、少年団サッカーと将来の「選ばれる力」の意外な関係をドキュメンタリー風に綴ります。

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