「目が、ボールを見ていなかった。」劇的成長の裏側にある、シンプルな真実。

サッカー

前の記事からの続きです。

小学3年の息子が、リフティング20回の壁にぶつかり、
「下手になっちゃった」と泣き崩れていました。
練習を続けていたのに、なぜか回数がガクンと減ってしまった。

僕も一緒にやってみたんだけど、僕もできない。
「あれ?あれ?なんで?」と、親子で首を傾げていました。

「あっ!暗いからだ!」

何度やってもボールが安定しない。
軌道に乗らない。

そのとき、ふと気づいたんです。

「あっ!暗いから、ボールがよく見えてないんだ!」

時刻はもう薄暗い夕方でした。
ボールの輪郭がはっきりと見えない状態。
正確なボールの動きを捉えられないから、足に当たる場所が悪くなり、安定しなかったんです。

すぐに息子に伝えました。

「ボールが暗くて見えないから、うまく蹴れないだけだよ。明るいところでやれば、すぐに元に戻るから安心しな」と。

リフティングは、「目」だ。

そう伝えたとき、僕はハッとしました。

ということは、リフティングに一番大切なことって、
「ボールを正確に見るための、目の力」なんじゃないか?と。

プロのサッカー選手は、ボールを見ずにドリブルができるといいます。
でも、ボールを見ずにリフティングなんて、もっと難しいはずです。

ボールの動きを、目でしっかりとらえること。

やればやるほど、目がボールの動きに慣れてくる。
そうなれば、自然と体の動きも慣れてくるはず。
「ボールをよく見る」という意識を常に持って、今度から練習してみよう。
息子にそう伝えました。

その数日後から、劇的に回数がアップ。

「見る」ことを意識した数日後から、息子のリフティングの回数は、
まるで倍々ゲームのように増えていきました。

もちろん、本人が真面目に練習を続けたのが最も大切なことです。
練習量は、週に合計3時間くらいと、決して多くはありません。

それでも、“見ること”を意識してからは、
数日後に60回達成。その翌日は、見事102回達成。
1週間後には、212回までいきました。

子どもの成長のスピードは、本当に計り知れません。
僕が100回突破したのは、中学1年のときだったのに(笑)。

「なんかできそう、うん、できるようになってきたな、できそうだ、よしできた」
息子の練習を見ていると、そんな声が聞こえてくるようでした

そして、次の壁へ。

正直、サッカーの指導者の方からすれば、的外れかもしれません。
あくまで、僕自身の経験から導いた、一つの「気づき」です。

息子は今、「ふともものリフティング」に挑戦しています。
これがまた、すごく面白いんです。

最近、「アジリティ」という言葉を初めて知りました。
超ざっくり言うと、「瞬発力」という意味でしょうか。
試合中の息子の反応が鈍いと感じることはありませんか?

どうも、この「ふとももリフティング」と「アジリティ」が、
いい感じで関係しあっているような気がしています。

その話は、また今度。

takeisan

ギャラクシー賞監督で現役のテレビディレクター。アナウンサーなどの採用面接官も務める。週末は8歳の息子を追う「少年団パパ」。独自の観察眼で、少年団サッカーと将来の「選ばれる力」の意外な関係をドキュメンタリー風に綴ります。新連載:原爆の謎を追いかけて 公開中

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